私のクリスタルストーリー 金ルチルで馬が一着に!

『銀座オサダ』では楽しい体験を沢山させていただきました。

『銀座オサダ』が店を構えている並木通り銀座2丁目は銀座の中でも特に高級店が立ち並び、斜め前のビルには銀座を代表するクラブが何件も入っているという特殊な場所。

そんなオサダの売り上げの7〜8割を占めるのがネクタイで、それらはホステスさんからお客様へのプレゼントとして配られます。

店が開く前の時間になると何十本ものネクタイが飛ぶように売れていきました。

私のブレスレットはお店のママが自分のお店で働くホステスさん達にプレゼントで送ったり、ご自分のために買っていかれたり。

ご一緒しているクラブのお客様らしき男性に上手に買ってもらっている女性も多かったです。 笑

時々お店のお手伝いで夕方過ぎに店に立っていると、髪を美しく結い上げてお着物を着たり、長いカクテルドレスを身に纏った美しいホステスさんたちが列になって店の前を歩いて出勤していきます。

まるでドラマの世界のようでした。

そんな華やかな世界だったので、私もなるべく自分が与えられている売り場を華やかに作ろうと、以前インド人に譲ってもらった金ルチルの丸だまもショーケースに並べておきました。

『銀座オサダ』は沢山の古くからの常連客を抱えていて、その方たちはお店では現金を支払いません。どこかのタイミングでまとめて支払う、そんな感じでした。

そんな常連客の一人だったMさん。

Mさんは私の金ルチルのブレスレットを気に入ってくださり何本か購入してくださっていました。

するとある日店長から、Mさんがショーケースに並んでいる金ルチルの丸だまを買いたいと申し出ている、と連絡が入りました。

Mさんは馬主さんでもあったのですが、金ルチルのブレスレットを買ったとたんに成績の低迷していたご自分の馬がレースで一着に入られた、ということでした。

金ルチルのパワーを感じた!とおっしゃるのです。

一度はディスプレイ用だからとお断りしたのですが、『銀座オサダ』の大切にしているお客様だということもあり、結局お譲りすることになりました。

価格は店長が色々調べてくれて決めてくれ、かなりの高額でしたが店長は「銀座価格です」と。

この『銀座価格』ですが、銀座で物を売りたかったら安くしすぎてはダメだとよく注意されました。

銀座で売るなら「銀座価格にしてください」と。

銀座でブレスレットを売るためのコツは、銀座価格、男性用のブレスレットもきらきらを沢山入れて女性用のように派手に作る、この2つだと教えられました。

結局思わぬ形で金ルチルが売れたため、私はかなりの金額を手にすることができ、兼ねてから行きたいと思っていたクリスタルの大展示会のあるツーソンで仕入れをする資金ができました。

遠い昔、ふらりと家にやってきたインド人親子の置き土産である金ルチルがいつの間にか私が本格的に石のビジネスを始める資金源となってしまったのです。

これを知った母には、『母親から譲られたものを簡単に売ってしまうなんて』ととても怒られてしまいましたが。

私のクリスタルストーリー?に続く

ツーソンの家族との出会い。

マスタークリスタルとの出会い。